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珊瑚海決戦カードゲーム:デザイナーズノート(2)索敵の要素

.29 2019 ★珊瑚海決戦カードゲーム comment(0) trackback(0)
珊瑚海決戦カードゲーム 紹介

 ゲームをデザインする場合、それはもう可能性への挑戦としてはどのようなものもアリですが、逆に「こだわり」っていう縛りもアリですよね?

 9Joeはカードゲームに関しては、準備が簡単で比較的すぐにゲームを始められるものを作りたいという思いがあります。
 例えば『ドミニオン』。誰もが認める傑作で、9Joeも身内も大好きなゲームですが、これ準備が面倒くさいですよね? いや、もちろん自分が遊ぶには、カードの整理や後片付けもしっかりやっておけばさして面倒と思うことはないんですが、これ自分のゲームデザインで採用するかって言うと「こんな面倒なのありえない」ってなるんです。

 二人用の対戦型カードゲームを設計する場合、それぞれのプレイヤーに専用・・・・このゲームのテーマですと日本軍と米軍・・・・のデッキを用意することが、一番仕組みとしてシンプルです。もちろんバランスも取りやすい。インスパイアされた『Lightning MIdway』がそうでしたし、後に羽田氏がデザインしたレキシモンゲームズの『MIDWAY』でも立証されました。
 しかし、これ9Joeの「面倒くさいの嫌い」が発動した結果、一個で出来ないのかっていうのが最初から課題としてありました。

 山札を一個にするといろいろ制約が生じます。日本軍用、米軍用のカードをただ混ぜただけだと外れを引く可能性があります。1枚のカードにそれぞれの軍のルールを印刷するセパレートにしたとても同様の問題は生じます。「ああもう、デメリットだらけ!」
 しかし、逆に一個にしたことでしか得られるメリットもあるんじゃないかと考えに考えました。

 そこで閃いたのが、このゲームで採用している「索敵」のルールです。相手の持っている海域カードを予想して当てる。しかもそれは山札に1枚しかないがゆえ、自分が見ていないカードになるという推理的要素です。
 もちろんそこには空母戦ならではの「天候不順による索敵失敗」や「艦種誤認」などの要素も実装しました。また判定部分では、国産ボードゲームの大傑作『日本機動部隊』から宣言の仕組みを参考にし、取り入れさせてもらいました。

 9Joe的にはこれが「索敵の要素を盛り込んだ」カードゲームが誕生した瞬間でした。
 まぁ・・・・その後、いろいろバランスを取ったりするのに数年もを費やすことになったわけなのですが(笑)。

 空母対空母の対決ですから、敵を発見するだけではなく、その後の戦いまでが勝負です。しかし、まずはこのゲームで索敵の部分を楽しんでもらいたいですね。

(つづく)

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