ゲームマーケット2018大阪/春新作の『TRIBES(トライブス)』『Kittys』『さばげ』を遊んでみる

.22 2018 未分類 comment(0) trackback(0)
大阪と春は一か月しか間がなかったのでどちらの新作も一緒に紹介でいいですよね! ということで、トリックテイキング系のゲーム3作品まとめて感想〜

トライブス プレイ中
▲『TRIBES(トライブス)』(BEGINNERS)

手札の元素カードをトリックテイキングゲームで資源に変換、3ラウンドのそれぞれの最後に表に当てはめて獲得資源を勝利得点に変換、得点で勝利を競うゲームです。

オーソドックスなトリックテイキングゲームとは違い、トリック自体が勝利点につながることはなく、プレイで出されたカードを取得するための順番決定のために行われます。プレイで出された元素カードは、それを取ることで「その前のプレイで出された元素カード」とコンボになって資源を生み出します。よってコンボを生じるカードを先に取れる方が良い、しかもコンボになったカードは消費されるので自分の持っているカードとコンボさせるより他人のカードを消費させたほうがよいので、先のトリックで勝つことは重要です。トリックで勝てれば、収穫の大きいコンボを選び取って資源を増やせます。『トライブス』では、どの資源で勝利得点がどれだけ取れるかはオープンになっているので、必要な資源を狙い撃ちできます。役に立たない資源しかうまないコンボカードは他人に押し付けて、自分だけ肥え太ることをめざす、仁義なきカードゲームなのです!
そう言えば! 自分の部族の繁栄を目指すというのがこのゲームのテーマでした。

とはいえ、手札はランダムなので強いカードがないと主導権を握れません。そこで重要なのは、勝ちを捨てても、二番手、三番手になってもコンボが生じるようリスクヘッジするトリック。
誰がどのカードを持っているかと場に出されているカードとの組み合わせで何の資源が生み出されるかを把握し、最後になっても何かしらの有益な資源が獲得できるようにする、もしくは余った元素カードが次のコンボの下地になるようにするなどの工夫が必要なわけです。
もちろん、そうしたところでジリ貧ですが、そこの起死回生の手段として必勝の切り札カードと必敗のカード(!)が用意されていたりもします。

何にしても、勝利得点までの二段構えのリソース変換を頭に描きつつトリックで他人の手を読んで勝ちに行ったりわざと負けに言ったりしなければならないゲームで、かなり複雑な思考が要求されます。というかトリックテイキング慣れしていないプレイヤーは、正直何が起こっているか勝利得点計算までやってもわからないんじゃないでしょうか。きらりんたちとプレイしましたが、正直直感でプレイしていただけでしたね。

ちなみに、同じサークルがその前のゲームマーケットで販売していたのが『Fish! Dash! Cash!(フィッシュ! ダッシュ! キャッシュ!)』でこれもトリックテイキングのゲームでした。トリックの扱いはこれも同じで、その後のリソース変換処理(魚カードを手元に置く、魚をキャッシュに変換するなど)の順番決定に影響を及ぼすタイプ。これも9Joeの身内でプレイしたときは、トリックの勝利が勝負の勝利に直結しないので波乱の展開になったものでしたが・・・・これは更にその上級編。普通のトリックでは単純すぎるから、簡単に点数計算できないようにどんどん難しくしていってる感じですね。制作サークルのBIGINNERSさんではトリックが流行ってて強者が大勢いるんでしょう・・・・

で、こちらの『Kittys(キティズ)』もトリック系のゲームですが、方向性がまるで逆なんです。

Kittys プレイ中
▲『Kittys(キティズ)』(リトルフューチャー)

こちらは猫たちの餌場争いをテーマにしたトリックテイキングゲーム。しかし、トリックテイキングのルールの少々ややこしい「フォロー」部分をスッキリ取り除き(!)、数字の勝負だけにしています。もちろん、ただ簡単にしているだけではありません。
ボスねこ(親)と同じ数字を出した場合、ボスが懐の大きさを示すというバッティングのルールがとても素敵なのです。

くわえて、プレイヤーの手札がランダムに配られるのではなく、皆同じカードを持ってゲームを始めるというところが素敵です。手札の偏りによって左右されることがないわけで、その点も含めると、この『Kittys』はトリックテイキングの入門にピッタリと思えるんですよね!
さすが、賞を取って再販されたゲームというだけのことはあります!

そんなわけで、きらりんの娘達と遊びましたが、とても気に入ってくれてその場で何回かプレイしました。

で、もう一つトリック系として紹介したいのがこの『さばげ』です。

さばげ プレイ中
▲『さばげ』(堀場工房)

親が出したカードにカード(スートや点数)を合わせるように出す、というのはトリックテイキングの基本ですが、『さばげ』ではカードをウラ向けて出すのが特長。親はカードに描かれたサバの種類(=スート)を宣言はしますが、出すカードは宣言通りでなくてもかまわないのです。

トリックテイキングの根幹である「フォロー」に推理の要素を組み込んだ、新しいトリックテイキングなのです。

トリックのプレイ内の駆け引きが大きくなっている分、その勝負が点数に直結するようになっているのでゲームはシンプル。トリックの駆け引きに集中できます。ただの直感ゲームにならないよう、直前に使ったカードが1枚、つねに使用不可になるというルールがあって、相手の次の一手を予測するヒントになるところは唸らせます。
獲得した点数を表示する魚&猫カードのアイデアも素晴らしい!

これで500円とは、素敵すぎるゲームです。


さてさて、そんなわけでゲーム紹介は続きます!

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