スポンサーサイト

.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『フォークランド・ショウダウン』をプレイ(3)

.04 2012 Red Dragon Rising comment(2) trackback(1)
輸送船グループと合流を果たしたイギリス軍艦隊は、船数で倍にふくれあがりました。輸送船にはこれからの上陸作戦で主役となる地上部隊が、また輸送船アトランティック・コンベイアーには補充のシーハリアー2部隊、そして陸軍からのハリアーGr3が2部隊搭載されていました。これにより、イギリス軍の航空戦力はほぼ倍増となり、防空能力が強化されました。これならば、ハリアーで艦隊に傘をかけられます。

しかし、だからといってイギリス軍は上陸を急ぐことはしませんでした。航空機を空母に移さないとなりませんし、地上部隊はなるだけ多くの艦船に分散して乗船させたほうがリスクが少なくなると判断。クロスデッキを実行します。また損傷した護衛艦は上陸作戦に耐えられないと判断。それらを中心にサウス・ジョージア島制圧部隊を編成して、島に向かわせます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲サウス・ジョージア島は序盤に占領したくなりますが、序盤の戦力分散は危険。修理したい部隊ができてからでよいと思われます

一方、機動部隊が輸送船団と合流したことを受けて、アルゼンチンは地上戦への対応を始めました。イギリス軍が諸島沖に展開、地上に仮説飛行場を建設し始めると、アルゼンチン軍の航空作戦に支障を来します。イギリス軍が再編成に時間をかけている今がチャンスでした。本土の地上部隊をフォークランド諸島に空輸。さらに島内の一部の地上部隊をヘリで移動させ、重要拠点グース・グリーンの防備を固めます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲グース・グリーンとサンカルロス湾は、西フォークランド諸島への補給の要所で、この2カ所が占領されると、西フォークランド諸島のアルゼンチン軍は判定で降伏する可能性があるのです。アルゼンチン軍は手当必須

全ての準備を整えたイギリス軍は、ついにフォークランド諸島沖に姿を現しました。
さらに増援を待って、護衛艦船、地上部隊の増加も図りたいところですが、作戦数も残すところ半分。できれば悪天候などでアルゼンチン空軍が動けない間に上陸まで済ませたいところですが、それも待っていられないと強行したのです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲島に迫るイギリス機動部隊の雄志

アルゼンチン軍としては、何が何でも上陸を阻止したいところです。そこで空母を狙って地対艦エグゾセミサイルを発射しますが外れてしまいます。残された方法は、海空軍による共同攻撃しかありません。空軍だけでは数が足りず、艦隊の護衛を突破して空母や輸送船を狙うことができないのです。
そこでアルゼンチン海軍は再び本土を出港しました。

しかし、またも艦隊は捕まります。イギリス軍は排他的水域外周に周到に潜水艦を再配備していたのです。一隻が撃沈され、作戦は中断。その隙にイギリス軍は、サンカルロスに地上部隊を上陸させることに成功しました。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲上陸した全イギリス軍

攻撃の機会を逸したアルゼンチン軍ですが、かくなる上はイギリス軍に損害を与えて勝利をもぎ取るより他はないと判断。再度、イギリス艦隊に水上突撃をかけました。あらかじめ諸島沖にひそんでいたアルゼンチン軍潜水艦も参加。さらにこれに現状で最大部隊数が駐機しているリオガジェゴス航空基地が呼応。A4スカイホークが全機発進しました。まさに、アルゼンチン軍の総力を挙げた攻撃です。
しかし、先の特攻とはうってかわってイギリス軍の対応には余裕がありました。空母を飛び立ったシーハリアー&ハリアーはアルゼンチン空軍をオールディフェンス。生き残って対艦攻撃できたのは2部隊だけで、結局、空母&輸送船には触れることすら出来なかったのです。潜水艦に沈められなければ、せめて1隻なりと空母を攻撃できたのですが・・・・

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲シーハリアー&ハリアーの華麗な迎撃

イギリス軍の反撃によりさらに艦船を失ったことで、アルゼンチン軍は勝利点を失い、ついにマイナス域に入りました。この状態で島の首都ポートスタンレーを落とされるとアルゼンチンは負けてしまいます。そうでなくても、勝利点を失い続ければ、全軍降伏でのサドンデスが待っています。しかし、艦隊を引き上げるにしても、イギリス軍の追撃は必至。史実通り、海軍はおとなしくしていたほうが良かったのか・・・・と後悔がよぎります。しかし、神はまだアルゼンチン軍を見捨ててはいませんでした。
戦勝ムードが漂い始めてイギリス軍が油断したのか、イギリス軍の防御に隙が出来たのです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲潜水艦の脅威を表す強力なイベントがこのタイミングで炸裂

苦し紛れに放たれた潜水艦サンチャゴの魚雷は、すでに損傷を受けていた空母インビンシブルに命中。搭載していたシーハリアーもろとも海の藻屑に変えたのです。反撃を潜水艦に集中しておけば良かったとイギリス側が後悔するも後の祭り。勝利点は一気にはねもどりました。

状況を打開するために、イギリス軍は劣勢のアルゼンチン海軍を攻撃。これをほぼ殲滅して戦果を上げますが、一方で損傷艦に反撃が集中して撃沈され、勝利点の変動はごく僅か。

状況は一気に混沌に投げ落とされます。

こうなると勝利するためにイギリスに残された方法は、地上戦で勝利することです。重要地点を占領するか敵部隊を除去することで勝利点を獲得しつつ、首都ポートスタンレーを目指すのです。

しかし当然ながら、それを簡単に許すアルゼンチン軍ではありません。上陸したイギリス地上部隊へ空からの攻撃を行います。イギリスは友軍を守るために空母ハーミズに残された僅かなハリアー部隊でアルゼンチン航空部隊を邀撃しますがこれが罠。対地攻撃任務と思われたA4スカイホークの殆どが空対空装備をしており、残り少ない貴重なハリアーに損害を与えます。アルゼンチン軍機と異なり、イギリス軍機は除去されるとアルゼンチンに勝利点を与えます。戦力の消耗と勝利点の喪失を恐れた英軍はハリアーを出し渋るようになりますが、こうなるとアルゼンチン空軍は地上部隊への航空攻撃をより強化し始めます。

そんな状況下ながら、サンカルロス湾に守備部隊を残したイギリス地上部隊はグースグリーンを攻撃。2回に渡る戦闘の中、少なくない損害を出しながらもなんとか占領に成功しました。

イギリス軍がサンカルロスとグースグリーンの2カ所を占領したことで西フォークランド諸島の補給線は絶たれ、以後、アルゼンチン軍は西の拠点ポート・ハワード、フォックス・ベイ、バブル島の3箇所を失う可能性が出てきました。しかし、それはどのタイミングで起こるか分かりません。

アルゼンチン軍としては、補給分断を解消するためにサンカルロス湾の地上部隊排除に重点をシフトしました。もちろんイギリス軍はこれを阻止するために、残されたハリアーを投入するしかありません。さらなる消耗戦をアルゼンチン軍はイギリスに強いていきます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲空対空任務機を混ぜて英軍地上部隊を攻撃するアルゼンチン空軍

ハリアーの傘を失ったことで地上部隊が急激に損耗していくことに驚愕したイギリス軍は、後続の地上部隊を待って上陸すべきだったかと洩らしますが、時すでに遅し。もはや残された時間内に、地上部隊だけでポートスタンレーを落とすのは困難。そこで水上部隊でポートスタンレーの守備部隊に艦砲射撃を行います。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲対地攻撃力のない艦も多いイギリス軍ですが集中して使えば最低限の攻撃も可能なのです

この攻撃はどうみても八方破れ的作戦でしたが、地道ながらアルゼンチン軍地上部隊に損害を与えることには成功しました。
アルゼンチン空軍とイギリス海軍による、敵地上軍への攻撃が繰り返されます・・・・

そんな中、ついに西フォークランド諸島のアルゼンチン軍が降伏しました。
これにより、勝利点はアルゼンチン軍に大きくマイナスに傾き、イギリス軍のサドンデス勝利が確定したのです。
西の島を失ったことで、東フォークランド諸島のアルゼンチン軍も士気崩壊した、というところでしょうか。

イギリス軍に残された作戦可能数はたった1。その1回の作戦でポースタンレーを占領することは・・・全くもってムリでした。しかし互いの被害を見比べれば、戦争終結は納得のいくところです。史実ではアルゼンチン海軍は損害を恐れて戦いませんでしたが、今回の戦いでは壊滅しているのですから。もし再び戦うならば、アルゼンチン軍としては、まず海上封鎖への対策を考える必要がありそうです。そしてイギリス軍はかろうじて勝利しましたが、作戦的には敗北に等しい内容でした。前半守りに徹しすぎ、損害を押さえることはできましたが、あやうく時間切れで敗北になるところだったのですから。作戦行動の配分と、時に損害も辞さない覚悟での迅速な行動が伴わないと史実ほどの勝利を掴むことは難しそうです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲アルゼンチン軍死屍累々

というわけで、日本版バリアントを採用した『フォークランド・ショウダウン』。最後までどうなるか分からない非常に面白い対戦でした。とりわけ海上封鎖が重要な意味を持つようになり、潜水艦の脅威がクローズアップされたことで史実らしい戦いになりました。もっとも、アルゼンチンプレイヤーは水上戦闘を強行したためにことごとくその餌食になったわけですが、互いにその強力さをわかったので、今後プレイしたときはまた違う様相の戦いになることでしょう。
その他の感想はまたあらためて。

(プレイ後の感想につづく)

アビマエル・グスマン
9Joeさん、初めて書き込みさせて戴きます。
いつも楽しくブログを拝読させていただいております。特にこのCMJ105号「フォークランド・ショーダウン」リプレイは、続きを心待ちするほど楽しく読ませていただきました。9Joeさんのリプレイを読んで、俄然やる気になったので、私も購入したコマンドを取り出して、ルールを読んでおります。
2012.07.10 23:56
9Joe
コメントありがとうございます! 好き放題、趣味に走って書いているブログですが、楽しんでもらえて嬉しいです。それも、続きを待っていたとまで言っていただけるなんて。がんばって書いた甲斐がありました。
『フォークランド・ショウダウン』はいいゲームですよ。バリアントで基本ルールにも変更を加えているので、ルールブックとしてはちょっと読みにくいところがありますが、近代戦の空海戦を手軽にプレイできるゲームとしてとても気に入ってます。
2012.07.12 00:43

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://9joe.blog39.fc2.com/tb.php/567-d4f270ff
輸送船グループと合流を果たしたイギリス軍艦隊は、船数で倍にふくれあがりました。輸送船にはこれからの上陸作戦で主役となる地上部隊が、また輸送船アトランティック・コ
2012.07.04 13:13 まとめwoネタ速neo
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。