ロボット対戦ボードゲーム『METAL ARMOR CREATOR』プレイレポ 第三回

.29 2010 未分類 comment(2) trackback(0)
さて、まずは対戦準備です。

『METAL ARMOR CREATOR』は、プレイヤーそれぞれが持つバトルボードをつなげてゲームマップを作ります。縦につなげば長いステージに、横でつなげば短く幅広のステージになるわけです。ステージにはダメージゾーンがあるほか、障害物となる建物を各自がセッティングできます。今回は横につないで広いステージにしました。開始時の相手との距離が近くなるので、いきなり攻撃が飛んでこないよう間に建物を配置します。

マップの準備ができたら、いよいよ手札を手にします。機体構築時にできたマイデッキから手札を引きます。このゲーム開始時に引ける手札枚数は機体のボディの性能によって変わります。メインコンピュータのライブラリの総量をあらわしているんでしょうか。今回の機体で引けたのは互いに3枚。最初のボディだと1枚しか引けなかったので、これは改造の成果というやつです。
このとき、スペシャルアクションカードというものを手札・デッキに加えます。スペシャルアクションカードは、いわゆるプレイヤーの能力を表すカードで、手札を追加で引いたり、デッキをリシャッフルしたり、またカードの効果をブーストしたりする、いわば切り札。さすが、いろいろな要素がてんこ盛りです。

『METAL ARMOR CREATOR』

これで準備完了、いよいよバトルです!

ゲームはターンの区切りで進行します。ターンの最初は手札の補充。自分のデッキからカードを引くのですが・・・これも機体の性能に依存しています。今度は胴ではなくて脚部・・・・なんとここでいきなりのつまづき!
同僚の機体はカードを3枚引けるのに対して、自分の機体は2枚しか引けません。どうやら武装の搭載量を優先したかわりに、行動力が犠牲になっていたようです。となれば長引くほど手札の差が広がっていくので不利・・・・。これは短期決戦しかありません!

手札の補充の次は、アクションカードの選択です。互いに、手札から実行するアクションカードを一枚密かに選んで前に出します。
自分が選んだのは飛行用ウイングの移動カード。一気に間合いを詰めて火力で勝負する計画です。

『METAL ARMOR CREATOR』の移動は実に簡単です。移動のアクションカードに図示されている範囲のマスに駒を動かすだけ。機体の向きといった概念がないので、こういった1コマ1機体スケールの戦闘ものによくある移動の計算・・・1マス進むのに移動力を1消費、向きを変える場合にも移動力を消費して・・・による煩わしさがありません。性質によって移動もいくつかのバリエーションがあり、通常の移動(全周囲に移動可能)、高速移動(六方向のいずれかに直進しかできないが移動距離が長い)、回避(攻撃回避専門の小距離移動)などに分かれます。通常の移動では細かい位置取りができるかわりに移動距離が短く、長距離を移動しようとすれば位置取りがおおざっぱになる、というわけです。
射撃も同様に、基本的に機体の向きに関係なく全方位に射撃できます。これも、狙撃ならば射程が伸びるが機体の六方向直進に制限されるなど、攻撃の性質によってバリエーションがあります。近距離ならばどこにいても当たるけど、遠距離で当てようと思ったら位置取りが重要、というわけですね。
一見、簡潔すぎるルールまた大胆なデフォルメですが、再現する事象はとても理にかなっています。

今回は短期決着を狙うので、じっくり間合いをつめている場合ではありません。一気に突っ込みます。

対して出されたカードも移動。

互いのアクションは、そのカードに記されているアクションタイム(AT)によってどちらが先に行われるか決まります。今回は、こちらのウイングのATが少なかったので先になりました。予定通り、いっきに間合いをつめ、建物を挟む位置で移動を終了しました。
実は、自分の機体の装備している「アーマーバスター」は放物線を描いて投射するタイプの武器で建物越しに攻撃できるのです。うまくいけば、一方的に攻撃できる可能性があります。
しかし、相手は移動で建物を回り込んできました! 正面切って撃ち合うつもりのようです。

「そっか! 早ければいいってわけじゃないんだ」

さて、1ターンはこれで終了。最初に戻って手札の補充となります。例によって同僚は3枚、自分は2枚しか引けません。
次なるアクションとして、自分は「アーマーバスター」による射撃を選択しました。同僚の機体は「バーチカルブラスター」での射撃。向こうはビーム兵器です。

ATタイムは・・・こちらは18。あれ? 向こうは2!?

同僚の機体が先に攻撃です。まあ威力は低いし、こちらの機体はカスタマイズして耐久力も高めているので(初期機体の3倍!)少々もらっても大丈夫、と余裕で構えていたら・・・

「ATに差があるときは、別のアクションカードを追加で使えるんだよね」

と同僚。
なんとこのゲーム、先行を取った側は、AT差をつかって別のアクションをさらに実行することが出来るのです。同僚が手札から同じブラスターの射撃カードを出し、ダメージ倍。

「まだAT残ってるから、もう一撃いくね」

さらに別の武器での追い打ち。このコンボで機体の耐久力の4割近い損害を受けてしまいました。

「もう無いのでそちらのアクションどうぞ」

ATの違いがこういう差になるとは計算外でした。こちらの主力武器のアーマーバスターは威力は高いのですがATが遅く、ぎりぎりの差し合いになると先に殺られる可能性大。しかし、今はそんな心配をしている場合ではありません。アーマーバスターを射撃して相手にダメージを与えました。ダメージはイーブン。

『METAL ARMOR CREATOR』

第3ターン! 欲しいのはATの早いアクションカードでしたが、手札には攻撃はアーマーバスターのカード1枚。またビームの連射を受けるのは嫌です。移動はありますが・・・あとは、スペシャルアクションカード・・・・ん、これを使ってみよう!

このターン、同僚の機体はブラスターを一回射撃したのみでした。まだ機体の耐久力は半分残ってます。こちらはスペシャルアクションカードを使います。カードは「覚醒」。次から全てのATタイムが半分になるという強力カード! これでアーマーバスターを使っても、そうそうひどい隙はできないはず・・・

第4ターン。互いに1発ずつの応酬となり、与えた損害ではこちらが先攻・・・・しかし、手札に射撃カードが無くなりました。まだデッキに攻撃カードがあるはずですが、回転が悪いのか・・・。
同僚はこちらのスペシャルカードの効果に明らかに脅威を感じたのか、ルールをチェックし始めました。どうやら使ってきそうな雰囲気・・・・。
しかし、ゲームはさくさく進みます。

第5ターン。やはり使ってきました。カードは「チャージ」。一時的に引くカード枚数を増やす効果。これはコンボへの布石に違いありません。
しかしこちらも考えました。先に使って分かったのですが、スペシャルアクションカードは、効果が高い代わりにATが遅い・・・つまり隙が大きいのです。つまり、今がチャンス!
使うのは、移動距離がごく短い代わりにATがきわめて早い「ステップ」の移動カード。

距離が近いのが幸いでした。わずかな移動で同僚の機体にとりついて、ここでコンボ!
射程が短いもののATの少ないサーベルでの二回攻撃が成功し、勝利を収めたのでした。

『METAL ARMOR CREATOR』

というわけで、初対決は勝たせてもらったわけですが、満足いく勝利ではありませんでした。だって、勝ち方にエレガントさが足りなかったし。やはり、華麗に攻撃をかわしつつ、反撃するとかしたいし。

一方同僚は「ブースターと脚部の移動の違いは何だろう」と。そういえば余り気にしてなかったけど・・・とブースターのパーツだけ集めてみると、中にカウンター可能なアクションを持つパーツがある。相手のアクション時に、割り込んで先に移動できるみたい。これを使えば、先行で攻撃しておき、相手の攻撃の時には割り込んで射程外に移動して攻撃を回避とかできそう・・・。
とかやってると、他に気になるパーツがいくつも出てきました。
戦闘は機体性能が如実に出るので、勝敗に設計の占めるウエートはかなり多め。このテーマのゲームの戦闘は時間がかかるのが多いのですが、これはびっくりするほどサクサクプレイでき、今回は二十分ぐらいでした。長期戦になっても慣れれば半時間程度でしょうか。
なればこそ、また機体を組み替えて戦う時間も取れるというものです。同僚は「この手軽さならTRPGにも組み込めるね」とまた違った感想をもったようです。

試しにこのブースターを積んでみたら・・・

「あ!」

とんでもないことに気づいてしまいました。なんと、先の対戦した機体・・・パーツの価格合計、規定値オーバーしてた・・・

友人の白い目が突き刺さります。
「ほら、今の対戦はルールの確認。これからが本戦さ。さあ、新しい機体で再戦しようじゃないの!」

かぐやん
面白そうなゲームですね!
スピーディーなルールなのでサクサク進みそうです
でももし初手のATが同じならどう処理するんだろう…
2010.06.04 19:25
9Joe
はじめまして、かぐやんさん。訪問ありがとうございます。

> 面白そうなゲームですね!

はい。メカ好き、コンストラクション/構築もの好きには興味の尽きないゲームだと思います。基本セットにブースターを加えていくゲーム性なので、簡単に奥の見えないところもありますし。

> でももし初手のATが同じならどう処理するんだろう…

ルールには、同じ場合は機体重量の軽いほうが先行になる、とあります。もっともその場合、AT差が0ですから、先行をとってもコンボはできないのでしょうね。

ちなみにそれでも同じだったらどうなるのか?

気になったのでデザイナーに確認しましたら、その場合は「じゃんけんで(笑)」とのことでした(笑)。
2010.06.04 23:47

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