『グリーン・クレセント』と『長篠・設楽原合戦』をプレイ

.30 2012 未分類 comment(0) trackback(0)
Modern War創刊号付録『レッド・ドラゴン&グリーン・クレセント』のうち、『グリーン・クレッセント』をプレイしてみました。
駒を切るところまではわくわくしていたのですが、初期配置しながら、なぜか急速に垂れ込めてくる暗雲。と、とりあえずいざプレイ!




あっさり中国軍全滅!

・・・・米中どちらともに頭をかしげる展開でした。何か根本的な戦略が間違っていると思いたい。

で、予想外に早く終わりすぎたので気分を変えて久々に『長篠・設楽原合戦』を一戦・・・
・・・のはずが、予想以上に面白かったのでさらに二戦して都合三戦遊んでしまいました。

最近は『源平合戦 寿永の乱』ばかり遊んでいて、なんとなく長篠~の影が薄くなっていたのですが、久々にプレイしてみて同じシステムながら、長篠は戦術、源平は戦略面での工夫が重要と、面白さのポイントが違うのに気づきました。面白さはどちらも優劣つけがたい感じ。やはり、たまには出してプレイしないといけないゲームですね。

『Wings of War: Down of War』の機体リスト

.28 2012 未分類 comment(0) trackback(0)
メモを整理していたら出てきたリストです。作成したのは『Winds of Caribbean』を作っていたころだったかな。とりあえず、もったいないから日記にペーストペースト。


■Wings of War: WWIIシリーズ機体カードリスト

●DoW(ドーン・オブ・ウォー)

機体一覧
NAKAJIMA KI-43IIB HAYABUSA X2
MITSUBISHI A6M2 REISEN X2
DEWOITINE D.520 X3
REGGIANE RE. 2002 ARIETE X2
GRUMMANN F4F-3 WILDCAT/MARTLET III X2
GRUMMANN F4F-4 WILDCAT X1
HAWKER HURRICANE MK.I X2
HAWKER HURRICANE MK.IIB X1
SUPERMARINE SPITFIRE MK.I X3
SUPERMARINE SPITFIRE MK.IIC X3
MESSERSCHMITT BF 109 E-1 X1
MESSERSCHMITT BF 109 E-3 X2
MESSERSCHMITT BF 109 E-4 X1
MESSERSCHMITT BF 109 E-6 X1

14種類24機分

●FfiS(ファイヤー・イン・ザ・スカイ)

機体一覧
戦闘機
KAWASAKI KI-61-IB HIEN X1
KAWASAKI KI-61-I-KAIC HIEN X1
KAWASAKI KI-61-I-KAID HIEN X1
KAWASAKI KI-61-II KAIB HIEN X1
KAWASAKI KI-100-IB GOSHIKISEN X1
BELL P-39D AIRACOBRA X1
BELL P-400 AIRACOBRA MK.I X2
BELL P-400 AIRACOBRA X1
REGGIANE RE.2001 FALCO II/CN FALCO II X2
CURTISS P-40B/C WARHAWK X2
CURTISS P-40F WARHAWK X1
CURTISS KITTYHAWK MK.I X1
CURTISS TOMAHAWK MK.IIB X1
YAKOVLEV YAK-1 X3

14種19機分

爆撃機
AICHI D3A1 VAL X2
JUNKERS JU.87B-1/2 STUKA X5
DOUGLAS A-24B BANSHEE X1
DOUGLAS SBD-3 DAUNTLESS X2

4種10機分

MacMailからGoogleへ

.27 2012 雑記:MacBook comment(0) trackback(0)
ゲームのアイデアメモとして、はたまた下書き用として、長年使ってきたのがMacのMailのメモ機能&モバイルミーの同期機能(有料)でした。アイデアとか、日記のねたにしてもどこで思いつくかわからないので、自宅はもとより職場のPCにもこっそり入れて、どこでもテキスト作成ができるようにしてました。ゲーム作る人はきっとみんなそんな工夫してますよね?

が、それも過去の話。
モバイルミーがサポートを打ち切ったので、メモが同期できなくなり作業が非常不便に。新しいMacとOSに乗り換えようかと考えているうちに、日もどんどんたっていくし、新しいOS、Mountain Lionとか出ちゃうし、迷っているよりは「ええ~い!」とMacMail のメモを、全部Googleドライブにコピペしました。・・・が、さすがにメモの数が膨大で1日では移し切れませんでした。

Googleドライブ(ドキュメント)は、テキストを入力時に全角スペースが半角処理されたり、コピペにタイムラグがあったりとかで、入力編集が素早いと追いつかないときがあってそれが玉に瑕なんですが、スマホでも作業できたりするからまあいいか。

で、コピペしながら、古いアイデアを見直していると、結構過去の自分に感心したり、あきれたりでなかなか楽しい作業でした。たまに、メモも見返すと発見がありますね。しかし、アイデア倒れの多かったこと。個人的には、創作力とは「アイデアを形にする力」だと思っているので、結構、反省しました。う~ん、とにかく今進行中のものはどこかでちゃんと形にしようっと。

そういえば、もうかなり前ですが
「何で使えなくなるの?iCloud、OS10.5でも使えるようにしてよ!」
って苦情メール出したら、
「対応したよ」
ってジョブスから返事がきた夢を見ました。過去アップルはなんかそんな前例あったような?? iCloud は、ジョブスが引いておいた線路だと思います。楽しいアーキテクチャ。でも運転手はどうかな? 今後のアップルの動向が気がかりです。

雑記(2012年7月23日)

.23 2012 未分類 comment(0) trackback(0)
先の日記の後から、予想通りのデス・マーチ突入でした。週二回の泊り込み。外部部署の仕事の引き受け。他チームのヘルプ、そしてもともとの仕事とてんやわんや。しかも、くそ忙しい時に職場のPCが二台クラッシュ。知り合いの修復ソフトの活躍もあったものの、復旧係としてのべ二日間ぐらいのタイムロスもあり、もう何もゲームができてません。

しかし! はがき配布を始めてから、うれしいメールやコメントをいっぱいいただいたおかげで、元気100倍で乗り切り中です♪ プレイレポートもわくわくしながら読ませてもらいました。びっくりしたのは「コンシアム・ワールドで見つけた」という海外からの「ハガキください」。もうグーグル翻訳大活躍です。このほか、某誌編集長とはがきゲームを交換させていただいたりもしました。下がそのゲーム『アスラの逆襲』

アスラの逆襲

驚いたのがその製作動機。まるでジョークみたいな話で、やはり大物は違うは・・・・

『ソリティア関ヶ原の戦い』発送中!

.10 2012 ★ソリティア関ヶ原の戦い comment(19) trackback(1)
おかげさまで、告知以来10名もの方からご要望頂いただきました。ありがとうございます!!!もう9Joeは感謝に震えております。「作って良かった!」
狂喜乱舞の末、ご連絡頂いた方には全員、発送させて頂きました。ほとんどの方は数日中に着くと思いますので、しばらくお待ち下さい。着かなかったら、どこかで郵便が迷っているのかもしれません。その時は連絡下さい。再送します。

しかしハガキゲームを本当にハガキとして使う人は、なかなかいないんじゃないかなぁ。

※ハガキはまだまだあります。遊んでみてやろうという人は下記のメールアドレスの★マークを@に直して、住所と名前と郵便番号添えて「ハガキください」ってタイトルでメールください。

「ハガキください」はこちら:game★daikonkun.jp

『ソリティア関ヶ原の戦い』できました!

.06 2012 ★ソリティア関ヶ原の戦い comment(2) trackback(0)
ハガキ ゲーム ソリティア関ヶ原の戦い

何とか完成しました!
ハガキの関ヶ原こと『ソリティア関ヶ原の戦い』です。

ソリティアですから一人用ゲームです。プレイヤーは西軍を指揮し、勝利を目指して戦います。東軍の動きは『独ソ戦ソリティア』をヒントにしていますが、真面目にヘクスタイプの合戦級です。

ゲームのポイントは「勝利条件」。
過去作『関ヶ原無双』では、戦況の優勢劣勢が小早川の心を示すマーカーの動きに現れ、一方に振り切れば小早川の出方が決まる=勝敗が決まるという仕組みでした。だから、小早川や脇坂ら四将の出番はありませんでした。
しかし、今回の関ヶ原には家康すら出ません!!「家康が出れば、東軍の士気が上がり、小早川は裏切るのだから、西軍は家康が出てくる前に勝負をつけるしかない」。そういう結論で、「関ヶ原の戦いにおける前半の西軍の攻勢」だけを切り取ってゲームにしました。

そんな一方的な戦い、普通にゲームにして東軍プレイヤーに面白い訳ありません。ですが、

ソリティアですから

アリですよね。
もちろん、西軍の勝利条件のハードルは高いです。史実程度の「やや有利」ぐらいの攻めではダメです。真田幸村真っ青の東軍完全突破が勝利条件

そんな勝利条件、普通「無茶」と思うでしょうがほら

ソリティアですから

姉小路家ではじめる信長の野望みたいな、何度も何度も挑戦するような、トライアル・ウォーゲームとして、遊んでもらえればと思っています。


で、このゲームなんですが、印刷かけまして、100枚作りました。1枚は、このゲームを作るきっかけをくれたWeb 友に海外郵便で送ろうと思ってますが、あと99枚は興味ある方なら誰でも無料で差し上げます。下記のメールアドレスの★マークを@に直して、住所名前郵便番号添えて「ハガキください」ってタイトルでメールくれたら郵送します。もちろん無料。切手代も不要です。「遊んでくれるなら、それぐらいどうってことなくね」というわけで。無くなることなんてまずあり得ないでしょうが、一応先着順ということにしておきます。

「ハガキよこしやがれ」はこちら:game★daikonkun.jp

なお、このblogの常連の方ならご存知でしょうが、9Joeは平日は家に帰れないか終電帰りで気力0だったりして宛名書くこともできなかったりしますので、なかなか来ない時は、死んでるんだろうなと生あたたかい目で十日ぐらい放置してやってください。


※ちなみに、ハガキゲームとはなんぞ?という人はこちらとか参考にどうぞ

『フォークランド・ショウダウン』をプレイ(4)

.05 2012 Red Dragon Rising comment(0) trackback(1)
プレイ後の感想です。まずアルゼンチンですが、旧版で猛威をふるったアルゼンチン軍の海空全力攻撃が、常識的範囲の効果しか生まずリスクも相応になったこと。また同様に必勝法だった「海軍完全引きこもり」が、陸軍の重要性が増したことでそうでなくなり、より現実的な戦略、作戦を練らねばならなくなりました。部隊運用における課題面は原版に比べると遙かにリアルに表現されているように思います。終盤になってその有効性に気づいた「空対空任務」は、もっと早くから使っていたらイギリス軍を疑心暗鬼に出来たような気も。

フォークランド・ショウダウン ユニット 比較

写真は、旧版から新版に変わってレーティングが変更になった、もしくは追加削除されたユニット。アルゼンチン軍海軍は、対地攻撃力が修正になって異様に有効だった対英地上部隊への艦砲射撃もおとなしくなりました。

イギリス側としても、ああすれば隙を突けたんじゃないかとか意外に反省も多かったようです。もっとも、今回のプレイでは潜水艦イベントが多く、「悪天候」(全天候能力を持つ空軍機しか活動できない)も出なかったですし、普段4〜5回は出てもおかしくない「イギリス軍の作戦的優位」(2回連続作戦)が一度しかでない(それも「優秀な指揮」イベントでの振り直しで)という不運もあったわけですが、今回は(架空設定であるイラストリアス参戦は別として)唯一使用しなかった日本語版バリアント「排他ゾーンの重要性」を加えると苦戦必至ぽく、次戦ったらどうなるか分かりません。

地味ながら日本語版の美点の一つは、損害をチットを置いて表すのではなく、駒を裏にして表示するようにしていること(つまり裏面が損害面)。これによりゲームがとてもスムーズに進みます。これは、2ステップユニットを持つイギリス側プレイヤーのみが実感するとこでしょうけれど。S&T版の損害チットを使う方式は正直面倒でした。
あと、初期配置がし易くなっています。レッドラは初期配置情報がルールブックにしかなかったので配置が面倒でしたが、S&T版『Falkland Showdown』では裏面に記載されるようになり改善されました。それでも、情報がユニットの裏というのが厄介で、配置しながら「これ何だったっけ」みたいな煩わしさがありました。日本語版ではユニット表面に入っているので、そのあたり迷うことなく配置できるようになっています。初期配置も重要になっているので、そういう点でも重要な改良点。遊びやすくなっているので、再プレイ意欲も増すというものです。

気になるところがあるとしたら・・・・潜水艦ユニットの損傷面のグラフィック。煙じゃなくて、重油が吹き出てるとかのほうが良かったような気が。あと長距離対空能力を使ったときの空海、空陸での大規模戦闘時の攻撃組み合わせはちょっと大変ですが、まぁ、これは手間かけるだけの価値はあるような気がするからいいか。

・・・というわけで『フォークランド・ショウダウン』日本語版の初プレイでした。S&T版からのお気に入りでしたが、日本語版バリアントが入って本当に化けました。知人には「航空機があるだけでそんなに違うか?」と言われていたのですが、正直「全然違います」。なんと言っても、

空軍の損失を極度に恐れていた英軍指揮官の心情

を、プレイヤーが感じられることは確か。結局、史実ではハリアーは空戦で一機も損失を出さなかったのですが、これはめずらしい奇跡の一つでしょう。その奇跡どおりになるように、英軍については航空機をユニット化しないというのもシミュレーションの方向性の一つには違いありませんが、「再現してほしいのはそこじゃない」ってわけです。もちろん、イギリス軍を持つ場合はシーハリアー撃墜ゼロ勝利を目指しますけどね!

『フォークランド・ショウダウン』をプレイ(3)

.04 2012 Red Dragon Rising comment(2) trackback(1)
輸送船グループと合流を果たしたイギリス軍艦隊は、船数で倍にふくれあがりました。輸送船にはこれからの上陸作戦で主役となる地上部隊が、また輸送船アトランティック・コンベイアーには補充のシーハリアー2部隊、そして陸軍からのハリアーGr3が2部隊搭載されていました。これにより、イギリス軍の航空戦力はほぼ倍増となり、防空能力が強化されました。これならば、ハリアーで艦隊に傘をかけられます。

しかし、だからといってイギリス軍は上陸を急ぐことはしませんでした。航空機を空母に移さないとなりませんし、地上部隊はなるだけ多くの艦船に分散して乗船させたほうがリスクが少なくなると判断。クロスデッキを実行します。また損傷した護衛艦は上陸作戦に耐えられないと判断。それらを中心にサウス・ジョージア島制圧部隊を編成して、島に向かわせます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲サウス・ジョージア島は序盤に占領したくなりますが、序盤の戦力分散は危険。修理したい部隊ができてからでよいと思われます

一方、機動部隊が輸送船団と合流したことを受けて、アルゼンチンは地上戦への対応を始めました。イギリス軍が諸島沖に展開、地上に仮説飛行場を建設し始めると、アルゼンチン軍の航空作戦に支障を来します。イギリス軍が再編成に時間をかけている今がチャンスでした。本土の地上部隊をフォークランド諸島に空輸。さらに島内の一部の地上部隊をヘリで移動させ、重要拠点グース・グリーンの防備を固めます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲グース・グリーンとサンカルロス湾は、西フォークランド諸島への補給の要所で、この2カ所が占領されると、西フォークランド諸島のアルゼンチン軍は判定で降伏する可能性があるのです。アルゼンチン軍は手当必須

全ての準備を整えたイギリス軍は、ついにフォークランド諸島沖に姿を現しました。
さらに増援を待って、護衛艦船、地上部隊の増加も図りたいところですが、作戦数も残すところ半分。できれば悪天候などでアルゼンチン空軍が動けない間に上陸まで済ませたいところですが、それも待っていられないと強行したのです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲島に迫るイギリス機動部隊の雄志

アルゼンチン軍としては、何が何でも上陸を阻止したいところです。そこで空母を狙って地対艦エグゾセミサイルを発射しますが外れてしまいます。残された方法は、海空軍による共同攻撃しかありません。空軍だけでは数が足りず、艦隊の護衛を突破して空母や輸送船を狙うことができないのです。
そこでアルゼンチン海軍は再び本土を出港しました。

しかし、またも艦隊は捕まります。イギリス軍は排他的水域外周に周到に潜水艦を再配備していたのです。一隻が撃沈され、作戦は中断。その隙にイギリス軍は、サンカルロスに地上部隊を上陸させることに成功しました。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲上陸した全イギリス軍

攻撃の機会を逸したアルゼンチン軍ですが、かくなる上はイギリス軍に損害を与えて勝利をもぎ取るより他はないと判断。再度、イギリス艦隊に水上突撃をかけました。あらかじめ諸島沖にひそんでいたアルゼンチン軍潜水艦も参加。さらにこれに現状で最大部隊数が駐機しているリオガジェゴス航空基地が呼応。A4スカイホークが全機発進しました。まさに、アルゼンチン軍の総力を挙げた攻撃です。
しかし、先の特攻とはうってかわってイギリス軍の対応には余裕がありました。空母を飛び立ったシーハリアー&ハリアーはアルゼンチン空軍をオールディフェンス。生き残って対艦攻撃できたのは2部隊だけで、結局、空母&輸送船には触れることすら出来なかったのです。潜水艦に沈められなければ、せめて1隻なりと空母を攻撃できたのですが・・・・

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲シーハリアー&ハリアーの華麗な迎撃

イギリス軍の反撃によりさらに艦船を失ったことで、アルゼンチン軍は勝利点を失い、ついにマイナス域に入りました。この状態で島の首都ポートスタンレーを落とされるとアルゼンチンは負けてしまいます。そうでなくても、勝利点を失い続ければ、全軍降伏でのサドンデスが待っています。しかし、艦隊を引き上げるにしても、イギリス軍の追撃は必至。史実通り、海軍はおとなしくしていたほうが良かったのか・・・・と後悔がよぎります。しかし、神はまだアルゼンチン軍を見捨ててはいませんでした。
戦勝ムードが漂い始めてイギリス軍が油断したのか、イギリス軍の防御に隙が出来たのです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲潜水艦の脅威を表す強力なイベントがこのタイミングで炸裂

苦し紛れに放たれた潜水艦サンチャゴの魚雷は、すでに損傷を受けていた空母インビンシブルに命中。搭載していたシーハリアーもろとも海の藻屑に変えたのです。反撃を潜水艦に集中しておけば良かったとイギリス側が後悔するも後の祭り。勝利点は一気にはねもどりました。

状況を打開するために、イギリス軍は劣勢のアルゼンチン海軍を攻撃。これをほぼ殲滅して戦果を上げますが、一方で損傷艦に反撃が集中して撃沈され、勝利点の変動はごく僅か。

状況は一気に混沌に投げ落とされます。

こうなると勝利するためにイギリスに残された方法は、地上戦で勝利することです。重要地点を占領するか敵部隊を除去することで勝利点を獲得しつつ、首都ポートスタンレーを目指すのです。

しかし当然ながら、それを簡単に許すアルゼンチン軍ではありません。上陸したイギリス地上部隊へ空からの攻撃を行います。イギリスは友軍を守るために空母ハーミズに残された僅かなハリアー部隊でアルゼンチン航空部隊を邀撃しますがこれが罠。対地攻撃任務と思われたA4スカイホークの殆どが空対空装備をしており、残り少ない貴重なハリアーに損害を与えます。アルゼンチン軍機と異なり、イギリス軍機は除去されるとアルゼンチンに勝利点を与えます。戦力の消耗と勝利点の喪失を恐れた英軍はハリアーを出し渋るようになりますが、こうなるとアルゼンチン空軍は地上部隊への航空攻撃をより強化し始めます。

そんな状況下ながら、サンカルロス湾に守備部隊を残したイギリス地上部隊はグースグリーンを攻撃。2回に渡る戦闘の中、少なくない損害を出しながらもなんとか占領に成功しました。

イギリス軍がサンカルロスとグースグリーンの2カ所を占領したことで西フォークランド諸島の補給線は絶たれ、以後、アルゼンチン軍は西の拠点ポート・ハワード、フォックス・ベイ、バブル島の3箇所を失う可能性が出てきました。しかし、それはどのタイミングで起こるか分かりません。

アルゼンチン軍としては、補給分断を解消するためにサンカルロス湾の地上部隊排除に重点をシフトしました。もちろんイギリス軍はこれを阻止するために、残されたハリアーを投入するしかありません。さらなる消耗戦をアルゼンチン軍はイギリスに強いていきます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲空対空任務機を混ぜて英軍地上部隊を攻撃するアルゼンチン空軍

ハリアーの傘を失ったことで地上部隊が急激に損耗していくことに驚愕したイギリス軍は、後続の地上部隊を待って上陸すべきだったかと洩らしますが、時すでに遅し。もはや残された時間内に、地上部隊だけでポートスタンレーを落とすのは困難。そこで水上部隊でポートスタンレーの守備部隊に艦砲射撃を行います。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲対地攻撃力のない艦も多いイギリス軍ですが集中して使えば最低限の攻撃も可能なのです

この攻撃はどうみても八方破れ的作戦でしたが、地道ながらアルゼンチン軍地上部隊に損害を与えることには成功しました。
アルゼンチン空軍とイギリス海軍による、敵地上軍への攻撃が繰り返されます・・・・

そんな中、ついに西フォークランド諸島のアルゼンチン軍が降伏しました。
これにより、勝利点はアルゼンチン軍に大きくマイナスに傾き、イギリス軍のサドンデス勝利が確定したのです。
西の島を失ったことで、東フォークランド諸島のアルゼンチン軍も士気崩壊した、というところでしょうか。

イギリス軍に残された作戦可能数はたった1。その1回の作戦でポースタンレーを占領することは・・・全くもってムリでした。しかし互いの被害を見比べれば、戦争終結は納得のいくところです。史実ではアルゼンチン海軍は損害を恐れて戦いませんでしたが、今回の戦いでは壊滅しているのですから。もし再び戦うならば、アルゼンチン軍としては、まず海上封鎖への対策を考える必要がありそうです。そしてイギリス軍はかろうじて勝利しましたが、作戦的には敗北に等しい内容でした。前半守りに徹しすぎ、損害を押さえることはできましたが、あやうく時間切れで敗北になるところだったのですから。作戦行動の配分と、時に損害も辞さない覚悟での迅速な行動が伴わないと史実ほどの勝利を掴むことは難しそうです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲アルゼンチン軍死屍累々

というわけで、日本版バリアントを採用した『フォークランド・ショウダウン』。最後までどうなるか分からない非常に面白い対戦でした。とりわけ海上封鎖が重要な意味を持つようになり、潜水艦の脅威がクローズアップされたことで史実らしい戦いになりました。もっとも、アルゼンチンプレイヤーは水上戦闘を強行したためにことごとくその餌食になったわけですが、互いにその強力さをわかったので、今後プレイしたときはまた違う様相の戦いになることでしょう。
その他の感想はまたあらためて。

(プレイ後の感想につづく)

『フォークランド・ショウダウン』をプレイ(2)

.01 2012 Red Dragon Rising comment(0) trackback(0)
フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン

アルゼンチン軍地上部隊が占領を続けるフォークランド諸島。その東海域に、空母ハーミーズを旗艦とするイギリス機動部隊が到着しました。しかしアルゼンチン軍はイギリスが武力行使に出るとは信じておらず、そのためイギリス軍は先制して作戦行動を実施できます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲諸島東に到着したばかりのイギリス機動部隊

イギリス軍には約30回の作戦行動が許されています。作戦行動数が尽きる時。それは冬が到来し、イギリス軍の補充が尽きて艦隊が引き上げざるを得ない状況を表しています。そしてイギリスは一回たりとてそれを無駄にはできません。

イギリス軍がまず最初にしなければならないことは、フォークランド諸島周辺に設定された排他的水域に艦隊を進め、諸島におけるイギリス軍の主権を示すことです。もし艦隊を諸島の周辺に配備できなければ、アルゼンチン軍の実効支配が強まり、勝利点をどんどん失ってしまいます。
そこでイギリス軍機動部隊は諸島の排他的水域に進入することにしました。そして今は、アルゼンチンの意表を突いたことでさらにもう一つ、作戦を実行することができます。

イギリス軍がなすべきことは、フォークランド諸島の奪還ですが、そのためには地上部隊を上陸させることが必須。その地上部隊を乗せた輸送艦隊は後から到着するので、それまで機動部隊のなすべきことは、島の航空基地や地上部隊を攻撃するなどして上陸の下準備を進めることです。しかし、実際のところアルゼンチン軍がそれを黙ってみているわけはなく、現実的には、増援が到着するまで機動部隊はアルゼンチン軍の猛襲をしのぐことに専念しなければなりません。具体的には、イギリス軍の攻撃と防御の要である空母2隻を守らねばならないのです。
そこでイギリス艦隊が採った行動は、ブラックバック作戦でもなく、サウスジョージア島占領でもなく、潜水艦の再配置でした。イギリス艦隊が位置する海域を中心に、周辺海域を封鎖するように三隻の潜水艦を配置したのです。

一方アルゼンチン軍は作戦立案に迷走していました。以前ならば、真っ先に「全海軍と全空軍による全力突撃」を行いイギリス軍空母2隻を沈めてしまっていたのですが、今や艦艇による海上封鎖で海軍の行動は阻止されてしまう可能性があります。また、アルゼンチン空軍も今や本土の四つの航空基地に分散配備されており、全機同時出撃が無理な現実が突きつけられていました。しかも、イギリス機動部隊がとどまっているのは排他的水域の東側の外周部。アルゼンチン空軍の大半を占めるA4スカイホークの航続距離の外であり、空軍が海軍の突撃に同調できる可能性は少ないのです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲初期配置のアルゼンチン航空部隊

三つの不安定要素を抱えたまま海空軍の共同作戦を実行するのか、それとも着実に空軍だけで攻撃を行うべきか。海軍の一部で掃海部隊を編成して、海上封鎖を行っているイギリス艦艇を先に排除する方法もありますが、確実にアルゼンチン軍の反撃機会も減ってしまいます。しかし問題は封鎖を行っているのが潜水艦であること。潜水艦は水上艦に比べて生残性が高い上、水上部隊に対して高い攻撃力を持ちます。反撃を受けないようにするならば本土に配置されている対潜哨戒機S2トラッカーで攻撃する方法もありますが、成功確率は低くなるのです。
悩みに悩んだ末、アルゼンチン軍は旧来の全力突撃を選択しました。アルゼンチン海軍の虎の子の空母ベインティシンコ・デ・マジョと巡洋艦ヘネラル・ベルグラーノを含む、輸送艦を除く全海軍がアルゼンチン軍本土を出航します。潜水艦の封鎖を突破し、航続距離が十分なダガー戦闘攻撃機が配備されているリオグランデ航空部隊が同調できれば、イギリス機動部隊のたった10隻ばかりの護衛など軽く突破して空母を沈められるはず。

アルゼンチン軍海軍が排他水域に入った報を受けたイギリス軍は、躊躇一瞬、すぐさま決断を下しました。
潜水艦スパルタンの攻撃目標はアルゼンチン軍旗艦ヘネラル・ベルグラーノ。デ・マジョを発ったS2トラッカーが哨戒に当たりますが、その隙を突いて雷撃。撃沈に成功します。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲イギリス軍が阻止に成功。ベルグラーノは2VPで潜水艦の損失1VPと差し引きで英軍にVPが与えられました

スパルタンは反撃により沈められましたが、アルゼンチン海軍の移動は阻止され、共同作戦は中断されました。この隙を逃す英軍ではありません。イギリス軍は分散していた潜水艦をアルゼンチン軍艦隊のいる海域に集め、シーハリアーとの共同攻撃を実施。さらにアルゼンチン護衛艦を2隻撃沈しました。

アルゼンチンは、損害を出したもののイギリス軍機動部隊がまだ増援と合流していない今がチャンスであることに代わりはないと判断。海軍をイギリス艦隊に突撃させました。ここにフォークランド紛争初の本格的艦隊戦が生起します。
しかし、当初の攻撃計画から変更を余儀なくされた結果か、作戦に協調できたサン・フリアン航空基地には航続距離の長い攻撃機が無く、海軍だけでの攻撃となったのです。
その結果、イギリス軍は空母を含めた数隻、シーハリアー2部隊に損害を出しましたが、撃沈・壊滅は無し。その代償としてアルゼンチン軍は空母デ・マヨ以下多数の艦艇を喪失しすることになりました。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲長距離対空能力が入ると戦闘は結構頭を使います

半数の戦力を喪失したアルゼンチン軍海軍は、これ以上の継戦は不利といったん本土に帰還。機動部隊への攻撃は航空攻撃に切り替えました。

リオグランデ航空基地のダガー攻撃機が全機発進。機動部隊に襲いかかりますが、イギリス軍はシーハリアー全機でこれを邀撃。艦隊の防空戦闘含めて、過半数を撃墜します。
さらにリオ・ガジェゴス航空基地からは、エグゾセミサイルを搭載したシュペルエタンダール攻撃機が発進。2度目に奇襲に成功し、空母インビンシブルに向けてミサイルを発射しますが命中ならず。反撃の対空ミサイルにて撃墜されました。

こうした航空攻撃が繰り返される中、イギリス軍は増援を呼び寄せようと画策していました。護衛艦1隻だけの第一増援は難なく到着。しかし地上部隊を乗せた輸送船グループの合流には二の足を踏んでいました。
アルゼンチン海軍が目標を合流直前の輸送船団に切り替えたのが明白だったからです。アルゼンチン軍のわずかばかりの潜水艦を増援部隊の通過する海域に配置。空軍が外洋攻撃時に目標を見失わないよう位置情報を伝えられるようにもしていました。
そのため、イギリス軍はアルゼンチン軍に隙が生じるのを待っていたのです。

しかし、なかなかチャンスは訪れません。その間、イギリス軍の損害は着実に増えていきました。1隻が撃沈され、さらに2隻が損傷しました。
損傷した船を修理するにはサウス・ジョージア島を占領、移動する必要がありますが、空母の護衛を減らすわけにはいきません。イギリス軍護衛艦は撃沈されるリスクを覚悟で艦隊にとどまるしかないのです。シーハリアーはまだ壊滅した部隊はありませんでした。損害をだした部隊は艦上修理できたからです。しかしその修理できる数もとうに限界に達していました。
苦肉の策でブラックバック作戦を発動し、制空戦闘機のミラージュ全機を撤収させることに成功しますが、これ以上合流を長引かせることはイギリス機動部隊を本当の危険にさらす事になりそうでした。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲損害をうけた機動部隊。空母の損傷が気になるところ

転機が訪れました。
度重なる攻撃で消耗したのか、兵站不足によってアルゼンチン軍が一時的に攻撃的作戦を実施できなくなるイベントが発生。アルゼンチンは優秀な指揮官の指導でこれを回避し、逆にアルゼンチン軍のど根性を見せろとばかりに空軍の連続作戦を実施しようとします。しかし、イギリス軍も指揮権を発動。イギリス軍の指揮が勝ったか、ここにきてイギリス軍に連続して作戦行動を取れるチャンスが訪れたのです。

連続作戦でアルゼンチン軍のつけいる隙を与えず、ついにイギリス機動部隊は地上部隊をのせた輸送船団と合流。これまで防戦一方だったイギリス軍が、いよいよ攻勢に出るときが訪れました。

(つづく)
 HOME