『フォークランド・ショウダウン』の追加ルール

.07 2012 Red Dragon Rising comment(0) trackback(0)
コマンドマガジン公式サイトに上がっている『フォークランド・ショウダウン』の追加ルールですが、これがまた「超魅力」です。

[リンク]コマンドマガジンWEBサイト FAQ
記事:[V5.4] 対空戦闘と長距離対空能力

ヴァリアントの中で、唯一面倒で違和感があったのが長距離対空能力を使った戦闘だったのですが、これで完全解決! 処理がめっちゃ(死語)スマートで嬉しい限りです。まず間違いなく採用決定ですね! 他はまあ「知ってた」って感じ。

ますます『フォークランド・ショウダウン』が好きになってしまつた・・・・

『フォークランド・ショウダウン』をプレイ(4)

.05 2012 Red Dragon Rising comment(0) trackback(1)
プレイ後の感想です。まずアルゼンチンですが、旧版で猛威をふるったアルゼンチン軍の海空全力攻撃が、常識的範囲の効果しか生まずリスクも相応になったこと。また同様に必勝法だった「海軍完全引きこもり」が、陸軍の重要性が増したことでそうでなくなり、より現実的な戦略、作戦を練らねばならなくなりました。部隊運用における課題面は原版に比べると遙かにリアルに表現されているように思います。終盤になってその有効性に気づいた「空対空任務」は、もっと早くから使っていたらイギリス軍を疑心暗鬼に出来たような気も。

フォークランド・ショウダウン ユニット 比較

写真は、旧版から新版に変わってレーティングが変更になった、もしくは追加削除されたユニット。アルゼンチン軍海軍は、対地攻撃力が修正になって異様に有効だった対英地上部隊への艦砲射撃もおとなしくなりました。

イギリス側としても、ああすれば隙を突けたんじゃないかとか意外に反省も多かったようです。もっとも、今回のプレイでは潜水艦イベントが多く、「悪天候」(全天候能力を持つ空軍機しか活動できない)も出なかったですし、普段4〜5回は出てもおかしくない「イギリス軍の作戦的優位」(2回連続作戦)が一度しかでない(それも「優秀な指揮」イベントでの振り直しで)という不運もあったわけですが、今回は(架空設定であるイラストリアス参戦は別として)唯一使用しなかった日本語版バリアント「排他ゾーンの重要性」を加えると苦戦必至ぽく、次戦ったらどうなるか分かりません。

地味ながら日本語版の美点の一つは、損害をチットを置いて表すのではなく、駒を裏にして表示するようにしていること(つまり裏面が損害面)。これによりゲームがとてもスムーズに進みます。これは、2ステップユニットを持つイギリス側プレイヤーのみが実感するとこでしょうけれど。S&T版の損害チットを使う方式は正直面倒でした。
あと、初期配置がし易くなっています。レッドラは初期配置情報がルールブックにしかなかったので配置が面倒でしたが、S&T版『Falkland Showdown』では裏面に記載されるようになり改善されました。それでも、情報がユニットの裏というのが厄介で、配置しながら「これ何だったっけ」みたいな煩わしさがありました。日本語版ではユニット表面に入っているので、そのあたり迷うことなく配置できるようになっています。初期配置も重要になっているので、そういう点でも重要な改良点。遊びやすくなっているので、再プレイ意欲も増すというものです。

気になるところがあるとしたら・・・・潜水艦ユニットの損傷面のグラフィック。煙じゃなくて、重油が吹き出てるとかのほうが良かったような気が。あと長距離対空能力を使ったときの空海、空陸での大規模戦闘時の攻撃組み合わせはちょっと大変ですが、まぁ、これは手間かけるだけの価値はあるような気がするからいいか。

・・・というわけで『フォークランド・ショウダウン』日本語版の初プレイでした。S&T版からのお気に入りでしたが、日本語版バリアントが入って本当に化けました。知人には「航空機があるだけでそんなに違うか?」と言われていたのですが、正直「全然違います」。なんと言っても、

空軍の損失を極度に恐れていた英軍指揮官の心情

を、プレイヤーが感じられることは確か。結局、史実ではハリアーは空戦で一機も損失を出さなかったのですが、これはめずらしい奇跡の一つでしょう。その奇跡どおりになるように、英軍については航空機をユニット化しないというのもシミュレーションの方向性の一つには違いありませんが、「再現してほしいのはそこじゃない」ってわけです。もちろん、イギリス軍を持つ場合はシーハリアー撃墜ゼロ勝利を目指しますけどね!

『フォークランド・ショウダウン』をプレイ(3)

.04 2012 Red Dragon Rising comment(2) trackback(1)
輸送船グループと合流を果たしたイギリス軍艦隊は、船数で倍にふくれあがりました。輸送船にはこれからの上陸作戦で主役となる地上部隊が、また輸送船アトランティック・コンベイアーには補充のシーハリアー2部隊、そして陸軍からのハリアーGr3が2部隊搭載されていました。これにより、イギリス軍の航空戦力はほぼ倍増となり、防空能力が強化されました。これならば、ハリアーで艦隊に傘をかけられます。

しかし、だからといってイギリス軍は上陸を急ぐことはしませんでした。航空機を空母に移さないとなりませんし、地上部隊はなるだけ多くの艦船に分散して乗船させたほうがリスクが少なくなると判断。クロスデッキを実行します。また損傷した護衛艦は上陸作戦に耐えられないと判断。それらを中心にサウス・ジョージア島制圧部隊を編成して、島に向かわせます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲サウス・ジョージア島は序盤に占領したくなりますが、序盤の戦力分散は危険。修理したい部隊ができてからでよいと思われます

一方、機動部隊が輸送船団と合流したことを受けて、アルゼンチンは地上戦への対応を始めました。イギリス軍が諸島沖に展開、地上に仮説飛行場を建設し始めると、アルゼンチン軍の航空作戦に支障を来します。イギリス軍が再編成に時間をかけている今がチャンスでした。本土の地上部隊をフォークランド諸島に空輸。さらに島内の一部の地上部隊をヘリで移動させ、重要拠点グース・グリーンの防備を固めます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲グース・グリーンとサンカルロス湾は、西フォークランド諸島への補給の要所で、この2カ所が占領されると、西フォークランド諸島のアルゼンチン軍は判定で降伏する可能性があるのです。アルゼンチン軍は手当必須

全ての準備を整えたイギリス軍は、ついにフォークランド諸島沖に姿を現しました。
さらに増援を待って、護衛艦船、地上部隊の増加も図りたいところですが、作戦数も残すところ半分。できれば悪天候などでアルゼンチン空軍が動けない間に上陸まで済ませたいところですが、それも待っていられないと強行したのです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲島に迫るイギリス機動部隊の雄志

アルゼンチン軍としては、何が何でも上陸を阻止したいところです。そこで空母を狙って地対艦エグゾセミサイルを発射しますが外れてしまいます。残された方法は、海空軍による共同攻撃しかありません。空軍だけでは数が足りず、艦隊の護衛を突破して空母や輸送船を狙うことができないのです。
そこでアルゼンチン海軍は再び本土を出港しました。

しかし、またも艦隊は捕まります。イギリス軍は排他的水域外周に周到に潜水艦を再配備していたのです。一隻が撃沈され、作戦は中断。その隙にイギリス軍は、サンカルロスに地上部隊を上陸させることに成功しました。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲上陸した全イギリス軍

攻撃の機会を逸したアルゼンチン軍ですが、かくなる上はイギリス軍に損害を与えて勝利をもぎ取るより他はないと判断。再度、イギリス艦隊に水上突撃をかけました。あらかじめ諸島沖にひそんでいたアルゼンチン軍潜水艦も参加。さらにこれに現状で最大部隊数が駐機しているリオガジェゴス航空基地が呼応。A4スカイホークが全機発進しました。まさに、アルゼンチン軍の総力を挙げた攻撃です。
しかし、先の特攻とはうってかわってイギリス軍の対応には余裕がありました。空母を飛び立ったシーハリアー&ハリアーはアルゼンチン空軍をオールディフェンス。生き残って対艦攻撃できたのは2部隊だけで、結局、空母&輸送船には触れることすら出来なかったのです。潜水艦に沈められなければ、せめて1隻なりと空母を攻撃できたのですが・・・・

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲シーハリアー&ハリアーの華麗な迎撃

イギリス軍の反撃によりさらに艦船を失ったことで、アルゼンチン軍は勝利点を失い、ついにマイナス域に入りました。この状態で島の首都ポートスタンレーを落とされるとアルゼンチンは負けてしまいます。そうでなくても、勝利点を失い続ければ、全軍降伏でのサドンデスが待っています。しかし、艦隊を引き上げるにしても、イギリス軍の追撃は必至。史実通り、海軍はおとなしくしていたほうが良かったのか・・・・と後悔がよぎります。しかし、神はまだアルゼンチン軍を見捨ててはいませんでした。
戦勝ムードが漂い始めてイギリス軍が油断したのか、イギリス軍の防御に隙が出来たのです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲潜水艦の脅威を表す強力なイベントがこのタイミングで炸裂

苦し紛れに放たれた潜水艦サンチャゴの魚雷は、すでに損傷を受けていた空母インビンシブルに命中。搭載していたシーハリアーもろとも海の藻屑に変えたのです。反撃を潜水艦に集中しておけば良かったとイギリス側が後悔するも後の祭り。勝利点は一気にはねもどりました。

状況を打開するために、イギリス軍は劣勢のアルゼンチン海軍を攻撃。これをほぼ殲滅して戦果を上げますが、一方で損傷艦に反撃が集中して撃沈され、勝利点の変動はごく僅か。

状況は一気に混沌に投げ落とされます。

こうなると勝利するためにイギリスに残された方法は、地上戦で勝利することです。重要地点を占領するか敵部隊を除去することで勝利点を獲得しつつ、首都ポートスタンレーを目指すのです。

しかし当然ながら、それを簡単に許すアルゼンチン軍ではありません。上陸したイギリス地上部隊へ空からの攻撃を行います。イギリスは友軍を守るために空母ハーミズに残された僅かなハリアー部隊でアルゼンチン航空部隊を邀撃しますがこれが罠。対地攻撃任務と思われたA4スカイホークの殆どが空対空装備をしており、残り少ない貴重なハリアーに損害を与えます。アルゼンチン軍機と異なり、イギリス軍機は除去されるとアルゼンチンに勝利点を与えます。戦力の消耗と勝利点の喪失を恐れた英軍はハリアーを出し渋るようになりますが、こうなるとアルゼンチン空軍は地上部隊への航空攻撃をより強化し始めます。

そんな状況下ながら、サンカルロス湾に守備部隊を残したイギリス地上部隊はグースグリーンを攻撃。2回に渡る戦闘の中、少なくない損害を出しながらもなんとか占領に成功しました。

イギリス軍がサンカルロスとグースグリーンの2カ所を占領したことで西フォークランド諸島の補給線は絶たれ、以後、アルゼンチン軍は西の拠点ポート・ハワード、フォックス・ベイ、バブル島の3箇所を失う可能性が出てきました。しかし、それはどのタイミングで起こるか分かりません。

アルゼンチン軍としては、補給分断を解消するためにサンカルロス湾の地上部隊排除に重点をシフトしました。もちろんイギリス軍はこれを阻止するために、残されたハリアーを投入するしかありません。さらなる消耗戦をアルゼンチン軍はイギリスに強いていきます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲空対空任務機を混ぜて英軍地上部隊を攻撃するアルゼンチン空軍

ハリアーの傘を失ったことで地上部隊が急激に損耗していくことに驚愕したイギリス軍は、後続の地上部隊を待って上陸すべきだったかと洩らしますが、時すでに遅し。もはや残された時間内に、地上部隊だけでポートスタンレーを落とすのは困難。そこで水上部隊でポートスタンレーの守備部隊に艦砲射撃を行います。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲対地攻撃力のない艦も多いイギリス軍ですが集中して使えば最低限の攻撃も可能なのです

この攻撃はどうみても八方破れ的作戦でしたが、地道ながらアルゼンチン軍地上部隊に損害を与えることには成功しました。
アルゼンチン空軍とイギリス海軍による、敵地上軍への攻撃が繰り返されます・・・・

そんな中、ついに西フォークランド諸島のアルゼンチン軍が降伏しました。
これにより、勝利点はアルゼンチン軍に大きくマイナスに傾き、イギリス軍のサドンデス勝利が確定したのです。
西の島を失ったことで、東フォークランド諸島のアルゼンチン軍も士気崩壊した、というところでしょうか。

イギリス軍に残された作戦可能数はたった1。その1回の作戦でポースタンレーを占領することは・・・全くもってムリでした。しかし互いの被害を見比べれば、戦争終結は納得のいくところです。史実ではアルゼンチン海軍は損害を恐れて戦いませんでしたが、今回の戦いでは壊滅しているのですから。もし再び戦うならば、アルゼンチン軍としては、まず海上封鎖への対策を考える必要がありそうです。そしてイギリス軍はかろうじて勝利しましたが、作戦的には敗北に等しい内容でした。前半守りに徹しすぎ、損害を押さえることはできましたが、あやうく時間切れで敗北になるところだったのですから。作戦行動の配分と、時に損害も辞さない覚悟での迅速な行動が伴わないと史実ほどの勝利を掴むことは難しそうです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲アルゼンチン軍死屍累々

というわけで、日本版バリアントを採用した『フォークランド・ショウダウン』。最後までどうなるか分からない非常に面白い対戦でした。とりわけ海上封鎖が重要な意味を持つようになり、潜水艦の脅威がクローズアップされたことで史実らしい戦いになりました。もっとも、アルゼンチンプレイヤーは水上戦闘を強行したためにことごとくその餌食になったわけですが、互いにその強力さをわかったので、今後プレイしたときはまた違う様相の戦いになることでしょう。
その他の感想はまたあらためて。

(プレイ後の感想につづく)

『フォークランド・ショウダウン』をプレイ(2)

.01 2012 Red Dragon Rising comment(0) trackback(0)
フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン

アルゼンチン軍地上部隊が占領を続けるフォークランド諸島。その東海域に、空母ハーミーズを旗艦とするイギリス機動部隊が到着しました。しかしアルゼンチン軍はイギリスが武力行使に出るとは信じておらず、そのためイギリス軍は先制して作戦行動を実施できます。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲諸島東に到着したばかりのイギリス機動部隊

イギリス軍には約30回の作戦行動が許されています。作戦行動数が尽きる時。それは冬が到来し、イギリス軍の補充が尽きて艦隊が引き上げざるを得ない状況を表しています。そしてイギリスは一回たりとてそれを無駄にはできません。

イギリス軍がまず最初にしなければならないことは、フォークランド諸島周辺に設定された排他的水域に艦隊を進め、諸島におけるイギリス軍の主権を示すことです。もし艦隊を諸島の周辺に配備できなければ、アルゼンチン軍の実効支配が強まり、勝利点をどんどん失ってしまいます。
そこでイギリス軍機動部隊は諸島の排他的水域に進入することにしました。そして今は、アルゼンチンの意表を突いたことでさらにもう一つ、作戦を実行することができます。

イギリス軍がなすべきことは、フォークランド諸島の奪還ですが、そのためには地上部隊を上陸させることが必須。その地上部隊を乗せた輸送艦隊は後から到着するので、それまで機動部隊のなすべきことは、島の航空基地や地上部隊を攻撃するなどして上陸の下準備を進めることです。しかし、実際のところアルゼンチン軍がそれを黙ってみているわけはなく、現実的には、増援が到着するまで機動部隊はアルゼンチン軍の猛襲をしのぐことに専念しなければなりません。具体的には、イギリス軍の攻撃と防御の要である空母2隻を守らねばならないのです。
そこでイギリス艦隊が採った行動は、ブラックバック作戦でもなく、サウスジョージア島占領でもなく、潜水艦の再配置でした。イギリス艦隊が位置する海域を中心に、周辺海域を封鎖するように三隻の潜水艦を配置したのです。

一方アルゼンチン軍は作戦立案に迷走していました。以前ならば、真っ先に「全海軍と全空軍による全力突撃」を行いイギリス軍空母2隻を沈めてしまっていたのですが、今や艦艇による海上封鎖で海軍の行動は阻止されてしまう可能性があります。また、アルゼンチン空軍も今や本土の四つの航空基地に分散配備されており、全機同時出撃が無理な現実が突きつけられていました。しかも、イギリス機動部隊がとどまっているのは排他的水域の東側の外周部。アルゼンチン空軍の大半を占めるA4スカイホークの航続距離の外であり、空軍が海軍の突撃に同調できる可能性は少ないのです。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲初期配置のアルゼンチン航空部隊

三つの不安定要素を抱えたまま海空軍の共同作戦を実行するのか、それとも着実に空軍だけで攻撃を行うべきか。海軍の一部で掃海部隊を編成して、海上封鎖を行っているイギリス艦艇を先に排除する方法もありますが、確実にアルゼンチン軍の反撃機会も減ってしまいます。しかし問題は封鎖を行っているのが潜水艦であること。潜水艦は水上艦に比べて生残性が高い上、水上部隊に対して高い攻撃力を持ちます。反撃を受けないようにするならば本土に配置されている対潜哨戒機S2トラッカーで攻撃する方法もありますが、成功確率は低くなるのです。
悩みに悩んだ末、アルゼンチン軍は旧来の全力突撃を選択しました。アルゼンチン海軍の虎の子の空母ベインティシンコ・デ・マジョと巡洋艦ヘネラル・ベルグラーノを含む、輸送艦を除く全海軍がアルゼンチン軍本土を出航します。潜水艦の封鎖を突破し、航続距離が十分なダガー戦闘攻撃機が配備されているリオグランデ航空部隊が同調できれば、イギリス機動部隊のたった10隻ばかりの護衛など軽く突破して空母を沈められるはず。

アルゼンチン軍海軍が排他水域に入った報を受けたイギリス軍は、躊躇一瞬、すぐさま決断を下しました。
潜水艦スパルタンの攻撃目標はアルゼンチン軍旗艦ヘネラル・ベルグラーノ。デ・マジョを発ったS2トラッカーが哨戒に当たりますが、その隙を突いて雷撃。撃沈に成功します。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲イギリス軍が阻止に成功。ベルグラーノは2VPで潜水艦の損失1VPと差し引きで英軍にVPが与えられました

スパルタンは反撃により沈められましたが、アルゼンチン海軍の移動は阻止され、共同作戦は中断されました。この隙を逃す英軍ではありません。イギリス軍は分散していた潜水艦をアルゼンチン軍艦隊のいる海域に集め、シーハリアーとの共同攻撃を実施。さらにアルゼンチン護衛艦を2隻撃沈しました。

アルゼンチンは、損害を出したもののイギリス軍機動部隊がまだ増援と合流していない今がチャンスであることに代わりはないと判断。海軍をイギリス艦隊に突撃させました。ここにフォークランド紛争初の本格的艦隊戦が生起します。
しかし、当初の攻撃計画から変更を余儀なくされた結果か、作戦に協調できたサン・フリアン航空基地には航続距離の長い攻撃機が無く、海軍だけでの攻撃となったのです。
その結果、イギリス軍は空母を含めた数隻、シーハリアー2部隊に損害を出しましたが、撃沈・壊滅は無し。その代償としてアルゼンチン軍は空母デ・マヨ以下多数の艦艇を喪失しすることになりました。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲長距離対空能力が入ると戦闘は結構頭を使います

半数の戦力を喪失したアルゼンチン軍海軍は、これ以上の継戦は不利といったん本土に帰還。機動部隊への攻撃は航空攻撃に切り替えました。

リオグランデ航空基地のダガー攻撃機が全機発進。機動部隊に襲いかかりますが、イギリス軍はシーハリアー全機でこれを邀撃。艦隊の防空戦闘含めて、過半数を撃墜します。
さらにリオ・ガジェゴス航空基地からは、エグゾセミサイルを搭載したシュペルエタンダール攻撃機が発進。2度目に奇襲に成功し、空母インビンシブルに向けてミサイルを発射しますが命中ならず。反撃の対空ミサイルにて撃墜されました。

こうした航空攻撃が繰り返される中、イギリス軍は増援を呼び寄せようと画策していました。護衛艦1隻だけの第一増援は難なく到着。しかし地上部隊を乗せた輸送船グループの合流には二の足を踏んでいました。
アルゼンチン海軍が目標を合流直前の輸送船団に切り替えたのが明白だったからです。アルゼンチン軍のわずかばかりの潜水艦を増援部隊の通過する海域に配置。空軍が外洋攻撃時に目標を見失わないよう位置情報を伝えられるようにもしていました。
そのため、イギリス軍はアルゼンチン軍に隙が生じるのを待っていたのです。

しかし、なかなかチャンスは訪れません。その間、イギリス軍の損害は着実に増えていきました。1隻が撃沈され、さらに2隻が損傷しました。
損傷した船を修理するにはサウス・ジョージア島を占領、移動する必要がありますが、空母の護衛を減らすわけにはいきません。イギリス軍護衛艦は撃沈されるリスクを覚悟で艦隊にとどまるしかないのです。シーハリアーはまだ壊滅した部隊はありませんでした。損害をだした部隊は艦上修理できたからです。しかしその修理できる数もとうに限界に達していました。
苦肉の策でブラックバック作戦を発動し、制空戦闘機のミラージュ全機を撤収させることに成功しますが、これ以上合流を長引かせることはイギリス機動部隊を本当の危険にさらす事になりそうでした。

フォークランド紛争 ウォーゲーム フォークランド・ショウダウン
▲損害をうけた機動部隊。空母の損傷が気になるところ

転機が訪れました。
度重なる攻撃で消耗したのか、兵站不足によってアルゼンチン軍が一時的に攻撃的作戦を実施できなくなるイベントが発生。アルゼンチンは優秀な指揮官の指導でこれを回避し、逆にアルゼンチン軍のど根性を見せろとばかりに空軍の連続作戦を実施しようとします。しかし、イギリス軍も指揮権を発動。イギリス軍の指揮が勝ったか、ここにきてイギリス軍に連続して作戦行動を取れるチャンスが訪れたのです。

連続作戦でアルゼンチン軍のつけいる隙を与えず、ついにイギリス機動部隊は地上部隊をのせた輸送船団と合流。これまで防戦一方だったイギリス軍が、いよいよ攻勢に出るときが訪れました。

(つづく)

『MODERN WAR』創刊号を眺めてみる

.28 2012 Red Dragon Rising comment(0) trackback(1)
modernwar120627.jpg

リプレイの途中ですが(というかまだ戦い始まっていませんが)、『MODERN WAR』が自宅に上陸したのでチェック、チェック。
フルマップ二枚とカウンター二枚。中印戦線のマップと日本を含んだアジアのマップがあり、一方は『Red Dragon Rising』、もう一方が『Green Crescent』のゲームがプレイでき、連結させても遊べるという内容。なるほど、2in1という訳ではなかったのですね。レッドラ自身もアップデートされているような感じなので、連結プレイが楽しそうです。

『フォークランド・ショウダウン』をプレイ(1)

.25 2012 Red Dragon Rising comment(0) trackback(1)
ハーミズ

アルゼンチンと英国が互いにフォークランド諸島(アルゼンチン名マルビナス)の領有権をめぐる紛争が勃発してから2日で30年を迎える。新たな軍事衝突の可能性は低いとみられているものの、フォークランド諸島沖には油田が存在することが分かっており、両国間の緊張が高まる要因となっている。[ロンドン 2012年4月1日 ロイター] 


長引く景気の低迷、金融不安、失業率の増加などにより、イギリスは国家財政の危機に直面していました。新政権も当初の期待に応えられず支持率は低下。軍事費削減のため、かつてない規模の軍縮を断行。とりわけ維持費の高い空母は退役が進められていました。そんな中、イギリスの元植民地や対立関係にある国々は、結束を強め、イギリス包囲網を作りつつあったのです。そのうちの一つがアルゼンチンでした。
アルゼンチンは軍事政権になって以来、国内の混乱を収拾できないでいました。経済状況が改善しないことに対し、国民の不満感情は爆発寸前。そこで民衆の不満の矛先をそらすために担ぎ出されたのが、マルビナス諸島・・・・「フォークランド諸島」の領有権問題でした。
イギリスが統治するフォークランドのアルゼンチンへの返還に向けての協議は、条件が折り合わず協議は長らく平行線をたどっていました。アルゼンチン政府もこれまで再三軍事行動をちらつかせて奪還の意欲を示しながら、実行に移すことはありませんでしたが、国家財政の危機で軍縮を進めている今のイギリスに、一万キロ以上も離れた南半球の島嶼の奪還のために軍事行動を行う余力はないと判断したのか、アルゼンチン軍は突如、軍隊を送り込み、フォークランド諸島とその東に位置する英領サウスジョージア島を占領したのです。
軍事行動を起こす決断を下すにも時間がかかる。外交交渉を長引かせれば、やがて南半球には冬が訪れ、実質的に作戦が不可能になる。そうなれば、さらに数ヶ月の時間を稼ぐことができ、実効支配を確かなものにできる。これがアルゼンチンの予想でした。
しかし、イギリスの対応は予想を裏切るものでした。英首相は、迅速に同盟諸国の理解を取り付け、武力奪還の決断を下すと、英機動部隊をフォークランド諸島に向けて派遣したのです。しかしそれでも残された時間は、一月あまりしかありませんでした。

『フォークランド・ショウダウン』は、こんな状況から始まります。

ゲームは英軍が一定の作戦数を終了した時点での勝利得点(VP)にて決します。VPはアルゼンチン軍視点で表されていて、VPが0より大きければアルゼンチン軍勝利。少なければ英軍勝利です。

フォークランド諸島には、5つの重要地域があります。「ポートスタンレー」「グースグリーン」「ベブル島」「ポート・ハワード」「フォックス・ベイ」。それぞれをアルゼンチン軍部隊が占領しており、それによりアルゼンチン軍が8VPを得ている状態です。この中の「ポートスタンレー」は諸島最大の都市で、占領によって得られるVPも最大。そして、英軍にとっては必ず奪還しなければならない都市になっています。
英軍はそれらの重要地域を奪還することでVPを獲得します。しかしもともとフォークランド諸島はイギリスが統治していた島。全て奪還しても勝利得点的には0にもどるだけなのです。つまり、イギリスが勝つためには、島の需要拠点の制圧に加えて、他の方法でVPを獲得する必要があります。それは、アルゼンチン軍に損害を与えることなのです。

しかし、アルゼンチン軍もイギリス軍に損害を与えることでVPを獲得できます。つまり、重要拠点の維持/占領に加えて、より多く敵軍に損害を与えた方が勝利に近づけるのです。そしてもし一方が勝利点を極端に獲得できたら、作戦終了を待たずに勝利する可能性もあります(サドンデス)。VPが20点以上になればアルゼンチン軍の勝利。VPが-5点以下になればイギリス軍の勝利です。

部隊の能力、質は、ともに英軍が勝っています。しかし、アルゼンチン軍は数で勝り、土地と勝利点におけるリードがあります。特に英軍は、急遽派遣されることになったため、編成が間に合わず、部隊はいくつかのグループに分かれて、順次戦場に到着します。そうした英軍の足並みの乱れは、アルゼンチン軍にとってのチャンスです。もし英軍が確たる戦果もなしに部隊結集に時間を費やせば、またはアルゼンチン軍の時間稼ぎが奏功すれば、冬の到来によりゲームは終了し、決着は勝利点の多寡で決まることになります。それはたいていの場合においてアルゼンチンに利することになるでしょう。したがって英軍としては、そうならないよう、アルゼンチン軍に決定的な損害を与えることで占領軍の降伏(サドンデス)を狙うことになります。

・・・・というわけで、いざ対戦!

(つづく)

(なお、今回のプレイでは、ほとんどの日本語版バリアントを採用しました)

『フォークランド・ショウダウン』を眺めてみる

.21 2012 Red Dragon Rising comment(0) trackback(1)
『Falkland Showdown』ならぬ『フォークランド・ショウダウン』発売!
何はともあれ、まずはこの表紙!

Falkland Showdown
▲コマンドマガジン105号表紙。右はa-gameの特典ハガキゲーム「フォークランド諸島沖海戦」

もう絵だけでテンションがあがるこのかっこよさ。最近のコマンドの表紙の中ではピカイチですね!
さらにこっちも。

Falkland Showdown
▲カウンターシート

宗春画伯、渾身のユニットにマップ。これですよ。やはり「ゲームは見た目が8割」ですね! マップもレッドラを彷彿とさせるエレガントが仕上がりになっています。

もちろん、問題は中身です。日本語版バリアントの第一印象は

「あの愛すべきクソゲーをよくぞここまで!!!」

でした(あ、言っちゃった。でもまあ今回だけは言っちゃってもいいか)。なんせ、原版ではフォークランド紛争の主役ともいえるシーハリアー・・・・というか英軍航空機が「全く」ユニット化されておらず、なのにアルゼンチン軍ユニットに対空能力がレーティングされているなんて

どうみても、ハリアーだけディベロップでオミットされたとしか思えません。

なので、9Joeは英軍のシーハリアーやシーキングを自作して、何故か攻撃機レーティングされていたミラージュ戦闘機に対空戦闘力を持たせたりして遊んでいたのですが、

まさかハリアーGr3やS2トラッカーも入っているなんて。

しかも驚くべきことに、アルゼンチンの戦闘攻撃機は、表は対艦装備、裏を対空装備にするというリバーシブル仕様ときた。これはやられた!
さらに航空ユニットに設けられた「全天候能力」。ユニットの対空装備の違いと、英軍のお粗末なピケットによる対空監視の実情を再現する「長距離対空能力」。海軍版邀撃ともいえる「阻止戦闘」ルールと、もう狂喜乱舞の世界ですね。

そして重要なのは「アルゼンチン空軍の運用能力」と勝利条件の調整。
正直、ここに一番価値があります。

まちがいなく

原版の致命的欠陥を確実に改善

するルールです。
無駄に(?)原版をやりこんでる自分が言うのだから間違いありません!!!

というわけで、週末にでもさっそく一戦やってみよう!

『レッド・ドラゴン・ライジング』の初期配置

.26 2011 Red Dragon Rising comment(0) trackback(0)
『フォークランド・ショウダウン』をプレイしたのでまた『レッド・ドラゴン・ライジング』をプレイしたくなりました。

・・・で、コマンドマガジン92号収録の『レッド・ドラゴン・ライジング』には、英語版&日本語版専用のヴァリアントルールがついていて、より現実に近い部隊配置の上でゲームができるようになっています。
このリアル配置をプレイすると(ついでにヴァリアントも導入すると)、もう通常ゲームには戻れない~な感じなのですが、一点問題が。

このヴァリアント、使用するときは基本配置の上で、ユニット差し替えで配置するため、セットアップにちょい時間がかかるのです。差し替えた初期配置情報をメモしておけばいいんですが、ついそのままプレイしてしまって記録をとり損ねてしまうという・・・まあ、メモが面倒というのも本音ではあります(笑)。

だれか作ってないかしら?

『Falklands Showdown』をプレイ

.25 2011 Red Dragon Rising comment(0) trackback(0)
S&T269号付録、『Falklands Showdown』をプレイしました。といってもソロプレイですが。

S&T269号付録 『Falklands Showdown』 プレイ画像

早速初期配置ですが、写真のとおりです。アルゼンチン側は島にいくらかの地上部隊とおまけ程度に航空機を配備していて、ほとんど自国配置となっています。左上、つみあがっているタワーがそれです。ほとんど空軍機。虎の子のシュペルエタンダール機は1ユニットのみで、しかしステルス能力を持っています。航空攻撃の切り札になりそうです。
イギリスはユニットの半分以上が増援として番外配置になっています。ユニットの能力は高くステップもあるので、質のイギリス、量のアルゼンチンといった開始状況です。ただ・・・イギリス軍にハリアーユニットがありません。なぜに? フォークランド戦といえばハリアーでしょうが!?

イギリスが勝利するためには、フォークランド島の都市「ポートスタンレー」を奪取した上で、VPでアルゼンチンより上回る必要があります。逆に言えば、アルゼンチン側としては、どれだけ損害をはらってもポートスタンレーを死守すれば勝ち。もしくは、島を明け渡してもVPで上回れば勝ちとなります。VPは敵艦船の撃沈や島の都市占領によっても得られますが、軍事的勝利ばかりを表すものではないようで、たとえばフォークランド島の排他的水域外でアルゼンチン軍艦艇を撃沈するとイギリスではなくアルゼンチン側にVPが入るとか、陸軍兵士の増派を行うとVPが下がるといったものもあり、軍事的戦果だけでなく経済や国家士気なども表すもののようです。アルゼンチン側はフォークランド島の占領に成功している状態でゲームが始まることもあってか、VP8を得ています。少なくとも、イギリス軍はこれを0以下にするだけの戦果を挙げねばなりません。

レッドドラゴンライジングのシステムと同様、ゲームの長さは作戦行動の回数で制限されます。『Falklands Showdown』ではイギリス軍が30回の作戦行動を行うとゲームが終了します。
というわけでイギリス軍からゲーム開始。

イギリスの先遣部隊は空母二隻を持ち、特殊部隊も乗せていますがいきなりフォークランド本島で地上戦するには数で不利。そこでまずは守備部隊も少ないサウス・ジョージア島を先に攻撃することにしました。サウス・ジョージア島は、いったん占領するとイギリス軍が部隊の修理エリアとして使用することができます。これがどれくらいの意味を持つかはまだわかりませんが、イギリス軍専用の作戦行動にそのためのものがあり実行すれば自動的成功を得るので、とりあえずやっておきました。
対するアルゼンチンですが、最初に何をやればいいのか見当がつきません。とりあえず水上艦の半数をフォークランド島近海に移動する作戦行動を実施。上陸阻止の構えを見せます。

さて今度は潜水艦フェイズ。英国は潜水艦をフォークランド島近海に移動させ対抗することに。アルゼンチンもこれに対抗して潜水艦を集中します。潜水艦フェイズでは戦闘事態は発生しませんが、続くイベントで潜水艦群の攻撃といったイベントが発生する可能性はあります。

しかしそのイベントフェイズ。出たのは「アルゼンチン空軍のど根性」でした。海戦は起こりませんでしたが、次の作戦行動ではアルゼンチン側は空軍を含む作戦行動を二回行えることになります。

そして作戦行動にもどります。

さてここからは少しかいつまんで。
イギリス側的には、フォークランド島の占領が必須なため地上軍を一定数そろえる必要があると判断し、増援を呼ぶことにしました。増援は2作戦行動につき1グループずつしか登場しないので、地上軍の主力をふくむ第2グループ登場まで少しかかることになります。
アルゼンチンとしてはイギリス軍が部隊の増強を図るまでに一定の打撃を与えておきたいところです。ちょうどいいことに今回空軍を二回用いることが可能です。英軍はアルゼンチン空軍の主力であるA4スカイホークの航続距離外で終結を図っているので、投入できるのは空軍の半分程度。どれくらいの戦果が上がるものか? ためしにやってみることにしました。
目標はもちろん二隻の空母。数では圧倒しているので、1隻1機づつ割り当てていけば半数は空母に取り付ける計算・・・でしたが、ルールに英空母のみ可能な邀撃のルールを発見。邀撃は、対艦攻撃に入る前に攻撃部隊に対して空母ユニットが先に複数回の先制攻撃をできるというもの。これがおそろしく強烈な効果で、攻撃を開始する前に1/4ユニットを失う大波乱。なんだこの邀撃、強すぎだろうって? もしや・・・ハリアー?
それでも残りは艦隊に襲い掛かってかろうじて空母に手傷を負わせることに成功しましたが、被害は甚大でした。せっかくの二回攻撃のイベントだったのに、二回目ないわってくらいです。しかたなく航空移動で足の短いイントルーダーをフォークランドの空港に前線配備させます。

S&T269号付録 『Falklands Showdown』 プレイ画像

この後、フォークランド島間際で水上戦が行われ、英潜水艦を殲滅したアルゼンチンはほぼ全水上艦で島の周辺を封鎖しました。一方イギリスも増援を呼んで地上戦力をそろえ、そして、空母がいれば怖いものなしと英軍が満を持してほぼ全艦船によるフォークランド島上陸作戦を敢行。大水上戦に突入しました。しかし、これは大きな誤算。

S&T269号付録 『Falklands Showdown』 プレイ画像

本土からの航空攻撃をからめて以外に粘るアルゼンチン軍は、英軍が地上部隊を上陸させる間に水上部隊に大打撃を与え、シュペルエタンダールのエグゾセ攻撃が見事に止めを刺す展開で英国空母を二隻とも撃沈しました。

VPはゲーム開始時よりかなりアルゼンチンよりですが、まだどうなるのかわかりません。装甲部隊を含めた地上部隊が島の都市二カ所に攻撃。

S&T269号付録 『Falklands Showdown』 プレイ画像

これをダッシュし、VPが英国よりに・・・と思いきや、アルゼンチン本土からの増派をふくめたアルゼンチン地上部隊の反撃であっさり押し戻され、地上支援の戦力にも乏しい英軍に反撃の目処はないなと思い、ゲームを中断しました。

S&T269号付録 『Falklands Showdown』 プレイ画像

ゲーム終了状況。
英軍側空母の使い方に明らかな作戦ミスがあったみたいなので、もう一度やってみたい気がしますが出来れば対戦で。レッドドラゴンライジングみたく、イベントで劇的に振り回されたりしないので、作戦研究に向いている気もしました。逆にレッドラのイベントが好きな人は物足りないかもしれません。

S&T269号付録 『Falklands Showdown』 プレイ画像

死屍累々。

S&T269号『Falklands Showdown』を眺めてみる

.12 2011 Red Dragon Rising comment(0) trackback(0)
JGC合わせで7月中に『ロボコマ』のサンプルを用意しなければならないのに、今日も別荘泊まりの日々でございます。こんな日は、仮眠の前にゲームを眺めておくに限ります。

先ほど日本に入ってきたばかりのS&T269号の付録は『Falklands Showdown』。いわゆるフォークランド紛争のシミュレーションゲームです。基本システムは今をときめく“レッドラ”システム(Red Dragon Risingと同じシステムです)。レッドラでは、これも最近珊瑚海海戦のゲームが出て早速完売したとかしないとかですが、やはり9Joe的には近代戦をチェックです。

ざっとルールを眺めた限りでは、基本的なところは同じですが、シークエンスの順序が異なるのと潜水艦用の独自のフェイズがあるのが特徴です。フォークランド紛争では潜水艦の活躍が目立ちましたが、それが色濃く反映されたものと思えます。イベントは、レッドラに比べて限定的な戦争を扱っているため、作戦行動のオプション的な地味なものとなっていますが、逆に言えばレッドラで奇天烈な運展開がちょっとと感じた人は今作は納得だと思います。潜水艦の展開とからむイベントも多いので、かなり考えるような気がします。

これはと思ったのはユニットはすべて1ステップになり、裏面にはすべて初期配置情報が入っているところ。自由配置が可能なレッドラと比較できるわけではありませんが、これはこれでプレイにやさしい設計で、かなり好印象。

あと、レッドラにくらべて地上戦が細かなスケールで行われるので、それがどうなるか大変興味深いです。
できれば近々プレイしてみたいところですが・・・・


(2011年7月15日 追記)
間違いがありました。
ユニットはすべて1ステップ・・・ではありませんでした。アルゼンチン軍は1ステップですが、英軍は2ステップ。ユニットを裏返すのではなく、ヒットマーカーでステップロスを記録する方式に変更されています。
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